SMS(ショートメッセージ)とは?

携帯電話番号を宛先として短いメッセージを送信できるサービスです。
サービスの誕生は古く、1984年にフィンランドで誕生し、日本では1997年から携帯電話での利用が始まりました。サービス開始当初は個人同士のやり取りがメインでしたが、最近では、本人認証への利用、企業から顧客へのお知らせの配信と利用が拡大しています。

なぜSMSが企業で注目されるのか?SMS連絡の特徴4つ

SMSには下記のような特徴があり、顧客連絡に最適なツールであると注目を集めています。なぜ、企業はSMSによる顧客連絡をはじめたのでしょうか?

宛先は携帯番号だから本人に届く

SMSの宛先は「携帯電話番号」です。
お知らせを確認してもらいたい本人に確実に届きます
携帯電話1台につき、1つしか携帯番号は発行されず、契約時には携帯キャリアにて本人確認の審査があるため、本人しかメッセージを確認できないという特徴を活かして、サービス登録時の本人認証にも利用されています。

携帯電話に標準搭載されているから確実に届く

携帯電話に標準で搭載されており、利用にあたりアプリをダウンロードする必要も、アカウントを登録する必要もなくすぐに利用できます。

開封率が高く、確認されやすい

受信するとポップアップでSMS受信の通知が出るので、目に付きやすく確認されやすい特徴があります。また、メールやLINEのように大量に受信するものでもないので、他のSMSに埋もれて気づかれない、といったことが起こりにくいことも確認されやすい要因のひとつです。

はがきや電話に比べると送信費用が安い

SMSの送信費用は1通数円~数十円と安い費用で送ることができます。
はがき、封書(ダイレクトメール)の代わりに利用されるケースもあり、送信コストを削減した連絡が可能になります。
電話の場合、出なかった場合何度も電話をかける必要がありますが、SMSは開封率が高く、テキストで正確に情報を伝えられるため連絡にかかる手間も削減できます。※受信(顧客)側に料金がかることはないので、顧客に負担はかかりません

パソコンからSMSを送信する方法

SMSは携帯電話から送信することができますが、パソコンからも送信することができます。

「個人利用」で利用する方法と「法人利用」でビジネスで利用したい場合の方法を紹介します。

【個人向け】パソコンからSMSを送信する方法

SMSの送信には「携帯電話番号」が必要です。パソコンから送信する場合はスマートフォン端末との連携が必要になります。

iPhoneとMacを連携させる方法(※iPhoneはMac以外での連携は不可)

【1】Macのメッセージ機能で、iPhoneで利用しているApple IDでサインイン。

【2】メッセージ画面右上の「えんぴつ(新規作成)」アイコンを選択。

【3】送信先の電話番号、本文を入力して送信。

Androidとパソコンを連携させる方法(※使用するパソコンはWindows・Macどちらでも連携可能)

【1】パソコンのブラウザでPC版メッセージを開きます。

【2】Androidのメッセージを開き、メニューから「デバイスをペア設定」を選択。

【3】「QRコードスキャナ」を選択し、パソコンに表示されているQRコードを読み取る。

【4】QR読み取り後、パソコンの画面が切り替わるので、「チャットを開始」を選択。

【5】送信先の電話番号、メッセージを入力し、右下の「送信アイコン」を選択して送信。

【法人向け】パソコンからSMSを送信する方法

個人向けとして紹介した方法は、個人間のやり取りなど、ちょっとした連絡に活用することができますが、複数人に一斉送信することはできません。会員などへ一斉に連絡したいなどのビジネス用途には向いていない方法です。また、携帯電話からSMSを送る通数は1日200通までという制限もあるため、大量の送信もできません。

法人で利用する場合は、法人向けに提供されている「SMS送信サービス」の利用が便利です。SMS送信サービスは一斉送信に対応しており、効率的に顧客に連絡を送ることができます。

パソコンからSMSを送信できるSMS送信サービスとは

SMS送信サービスについて詳しく紹介していきます。

配信ツールを利用してパソコンからSMSを送信

SMS送信業者の提供するツールを利用してSMSを送信します。
クラウドサービスでWEBブラウザから利用できるものが多く、契約後は特別な準備なしですぐに利用でき、専用サイトにログイン後、宛先、本文を入力すれば送信できます。

複数人に一斉送信できる

1通ずつの送信はもちろんですが、送信先を記載したCSVファイルをアップロードすることで、複数人に一斉送信できる機能を提供している会社もあります。
一斉にSMSを送信することで、効率的に連絡できます。

▼SMS送信サービス利用イメージ▼
※画像はSMS送信サービス「fonfunSMS」のSMS送信画面です
SMS送信サービス利用イメージ

SMS送信サービス「fonfunSMS」では、その他にも指定した時間にSMSを送信する予約送信、送信先ごとに名前や期限、金額などの情報を差し込んでの一斉送信、SMSにつけられるWEBページ作成機能など、便利な機能を多数ご利用いただけます。

SMS送信サービス「fonfunSMS」について詳しく知る

API連携で自社システムから自動送信できる

本人認証など自動でSMSを送信したい場合は、API連携機能が必須となります。API連携を使えば、利用中の顧客管理などのシステムからSMSを送信することが可能になります。

SMS送信サービスで顧客連絡をする際のポイント

最近、SMSを悪用した詐欺のニュースを目にすることが増えました。配送業者を装って、不正なアプリをダウンロードさせようとしたり、銀行などを装い、フィッシングサイトで個人情報を入力させようとしたりするものです。身に覚えのないSMSは無視し、URLをクリックないように注意喚起がされています。SMSは確認されやすく、顧客連絡に向いているツールですが怪しいSMSと間違われてしまう可能性があります。このような状況のなかで、安心して顧客にSMSを呼んでもらうにはどうしたらいいのか?送信時のポイントを紹介します。

会社名、店舗名などを入れて送信元がどこなのかわかるようにする

SMS本文内に会社名や店舗名などを本文に記載するようにしましょう。
どこから送られたものかわかれば、受信したお客様も安心でき、読んでもらえる確率も上がります。

誰宛に送信しているのか受信者の名前を入れる

顧客名をSMS本文に記載することで、更に顧客の不信感を減らすことができます。会社名、顧客名の両方があればより安心して確認してもらえます。

WEBサイトや店舗でSMSによるお知らせをしていることを案内する

SMSを利用した連絡をおこなっていることを顧客に周知するようにしましょう。
予め、SMSによる連絡があることを知っておけば、SMSを受信しても安心して確認できます。前述に書いたように、不審だと思えばインターネットで検索される方もいるので、サイトや店舗などでSMSによる連絡をしていること、どんな番号で送られてくるかを案内しておくことをお勧めします。

メッセージは簡潔に

送信したSMSを安心して確認してもらうための注意点を紹介しましたが、もう一つ注意点があります。それは送信文字数です。
これまでSMSの受信文字数は全角70文字でしたが、2019年より大手キャリアを中心に最大全角670文字のSMSを送信できるようになりました。しかし、古い端末は70文字しか受信できないものもあるため、SMSで連絡する場合は70文字以内にしたほうがいいでしょう。

SMSを顧客に送信する際の注意点

プロモーションを含む送信は特定電子メール法に注意

宣伝や販促でSMSを利用する場合は特定電子メール法の規制対象となります。
違反した場合は罰則があるので注意してください。

特定電子メール法って何?

特定電子メール法は、一方的に広告宣伝をメールで送りつける迷惑メールが社会問題となったことから2002年より施行された法律です。2005年、2008年に改正され対策強化がされています。

特定電子メール法により下記のような広告、宣伝を含むメールを受信者の同意なしに送ることが禁止されています。事前に送信の同意を得る(オプトイン方式)ようにしましょう。また、配信停止希望の申し出があった場合、送信を停止できる仕組みの用意も必要です。

例1) 広告宣伝を目的とする内容
「キャンペーン」「セール」

例2) 営業目的のサイトへの誘導を目的とする内容「購入サイトへの誘導、クーポン画面への誘導」 など

SMSで連絡するもの全てが特定電子メール法に該当するの?

全てのSMSが特定電子メール法に該当するわけではありません。広告、宣伝する内容を含まず、広告、宣伝を目的としたWEBサイトへの誘導がないものは特定電子メール法の対象外となります。

例1) 料金の引き落とし、請求の案内、料金の督促
例2) 配達日時、工事での訪問日時の確認
例3) 予約の確認、リマインド連絡 など

SMS送信サービスを選ぶ際の注意点

SMS送信サービスを選定する際のポイントを紹介します。

国内直収送信と海外網送信のどちらを選ぶか

SMS送信サービスには
 ・国内直収接続でSMSを送信する方法
 ・海外の回線を経由して送信する方法
の2種類があることをご存じでしょうか?

国内直収とは日本国内の携帯キャリア会社(ドコモ、au、ソフトバンク等)と直接接続してSMSを送信できるため高い到達率(99%以上とも言われています)で送信できます。国内の携帯キャリアの携帯を持つユーザーにSMSを送るのであれば、国内直収で送信できるサービスがおすすめです。

海外網で送信されたSMSは携帯キャリアのフィルター等により相手に届かないことがあり、国内直収に比べると低い到達率となっています。海外網を利用したサービスは送信費用が安くすみますが、確実に相手に届けたいのであれば国内直収がいいでしょう。

料金

SMS送信には料金がかかります。
1通15円程度かかりますが、サービス提供会社ごとに送信費用、料金体系が異なります。
多くのSMS送信サービスがあり、料金が明確に提示されていないサービスもあるため、選定にも時間がかかることと思います。
問い合わせをスムーズに進めるためにも、どんな目的で送信するか、どの程度の送信が毎月発生するのかなどを事前に考えておくほうが良いでしょう。

必要な機能が揃っているか、使いやすいサービスかどうか

料金も重要ですが、利用用途に合わせた利用が可能かどうかをしっかりと確認しておきましょう。
安さだけで導入した後に必要な機能がないことが判明、使い勝手が悪く作業に多くの時間がかかるなどとなっては、時間とお金を無駄にしただけになってしまいます。
利用シーンをイメージしておくことで、どんな機能が必要になってくるかわかってきます。

例えば、会員に向けて一斉に送信したい場合は、一斉送信に対応していることが必須となります。更に送信先(携帯電話番号)毎に名前などの情報を差し込んで送信できると便利です。
1通、1通名前などの情報を入れて送るのは面倒です。

予約送信機能があれば、空いている時間に送信をセットしておけるので時間を有効活用できます。送信したい日が忙しく送信タイミングを逃してしまった!なんてこともおこりません。

予約確認システム等からSMSを自動送信したい、本人認証に利用したいといった場合は、「APIでのSMS送信」に対応している必要もあります。

自社のニーズにあった利用ができる機能が備わっているかも確認しましょう。
更に運用がしやすいように、使い勝手がいい管理画面であるかもチェックのポイントです。わかりにくい管理画面は作業の非効率に繋がります。

サポート体制が整っているか

初期導入時のサポート、操作が不明な時、トラブルが起こった時などすぐに対応してくれるかも重要なポイントです。
電話でのサポートを受けていないサービスもあるようなので、サポート体制がどのようになっているかも確認しましょう。

活用例、導入事例を聞いて導入後のイメージを掴む

自社と同じような用途での活用、同業種での事例なども問合せ時に確認しておくと、導入後の運用イメージが付きやすくなります。
事例などの情報はSMS送信サービス会社のホームページでも公開されているので、導入にあたり参考にしましょう。利用企業の社名を公開して事例を公開していれば信頼度も増します。

まとめ

パソコンからSMSを送信する方法として、個人向けで利用できる、iPhone、Androidとパソコンを連携させてSMSを送信する方法と、法人向けとして提供されているSMS送信サービスを利用指定の送信方法、送信のポイント、注意点、サービスの選定のポイントを紹介しました。
様々なSMS送信サービスがあります。WEBサイトに詳細が記載されていない場合もありますので、比較のためにも複数のサービスに問合せ、資料請求をして、自社にあった利用ができるサービスを選ぶようにしましょう。

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