SMS(ショートメッセージ)をスマートフォン、パソコンから送信する方法の紹介と、SMSを送信する前に知っておきたいSMSでできること、できないことを紹介します。
目次
SMS(ショートメッセージ)って何?

SMSはShort Message Service(ショートメッセージサービス)の略で、携帯電話番号を宛先としてメッセージのやり取りができるサービスです。
日本では、1996年に現在のKDDIにあたる旧DDIポケットがPHSで、翌年にはドコモの携帯電話でサービスが始まった20年以上前から利用されているサービスです。
便利なサービスですが、当時は同じ携帯キャリア同士でなければメッセージのやり取りができなかったため、 異なる携帯キャリアでもやり取りができるキャリアメールの利用が一般的でした。
しかし、2011年から異なる携帯キャリアへのSMS送信が可能になったことで、個人間でのSMS利用、さらに企業から顧客への連絡や通知の手段として法人向けのSMS送信サービスを利用し、パソコンからSMSを一斉送信することも増えており、利用が広がっています。
どうしてSMSを利用するの?SMSを利用するメリット
SMSでの連絡が利用される理由は下記のメリットがあるためです。
- ・相手の携帯電話番号がわかれば送信できる
- ・スマートフォンに標準搭載されているため、すぐに使える
- ・確認されやすい
最近では、個人間でのSMS利用以外にも、企業から顧客へのさまざまな通知への利用が拡大しています。
例)企業での利用例(マーケティング、重要通知、認証)
予約のリマインド、キャンペーンのご案内、
契約更新案内、車検案内、料金案内・督促、契約の更新案内、本人認証
など、顧客に確認してもらいたい重要連絡などに活用されています。WEBサービス登録時にSMSで認証コードが送られてきて、SMSを目にしたという方も多いのではないでしょうか。
SMSは何ができて、何ができない?送信前の注意点

SMSはメールのようにテキストを送信できます。
テキストを送信するならメールと同じなの?
と思われるかもしれませんが、SMSとメールでは送信できる内容が異なります。SMSではできないことを解説します。
大量の文字を送信することができない
送信できる最大文字数は全角「670文字」です。
しかし、利用中の携帯電話の機種やバージョンによって、送信できる文字数が異なる場合があるため、利用する際には注意しましょう。
件名はつけられない
SMSにはメールにあるような「件名」はありません。
SMSは無料では送れない
個人でSMSをスマートフォンから送信する場合、全角70文字で「3円」程度の送信料金がかかります。携帯電話会社により料金が異なるため、ご利用前に各社のホームページをご確認ください。
送信する文字数が増えると、送信費用が増えるため文字数も気にしておきましょう。
SMSを受信する側には料金はかかりません。そのため、本人認証のためのコードが送られてきたり、料金確定などの通知がSMSで届いた場合は受信側に料金は発生していません。
なぜ送信に料金がかかるのでしょうか?
SMSはインターネット回線ではなく電話回線を使って送信されるサービスのため、通話と同様、送信する側に料金が発生し、受信側は無料となる仕組みです。
画像の送信ができない
SMSは画像や動画を添付して送ることはできません。
画像などを相手に送りたい場合は、インターネット上(クラウドのストレージなど)にアップし、URLで共有するしか方法がありません。
携帯電話からの送信には上限がある
各携帯キャリアでは1日のSMS送信数に制限をかけています。
- ・docomo:200通/日
- ・SoftBank:200通/日
- ・au:200通/日 または 3,000〜6,000/月
- ・Rakuten:100通/日※状況により最大200通/日
個人間のやり取りであれば、問題のない通数ではありますが、企業からお客様に連絡する場合、複数人への一斉配信や大量配信が利用の前提になってきます。企業で利用したい場合は、法人向けに提供されている「SMS送信サービス」を利用すると携帯キャリアが設けている送信上限を超えた大量送信が可能になります。
スマートフォンからのSMS送信方法

スマートフォンからのSMS送信方法を紹介します。
iPhoneからのSMS送信方法
【1】「メッセージ」アプリを開く
【2】右上の「えんぴつ(新規作成)」アイコンをタップ
【3】メッセージ画面が出たら、送信先に電話番号を入力するか、電話帳から送信先を選択
【4】本文を入力
【5】送信する
AndroidからのSMS送信方法
【1】「メッセージ」アプリを開く
【2】画面右下にある「青いボタン(新規作成)」をタップ
【3】メッセージ作成が出たら、送信先に電話番号を入力するか、電話帳から送信先を選択
【4】本文を入力
【5】送信する
SMSはパソコンからも送信できる?

SMSの送信には「携帯電話番号」が必要です。そのため、パソコンから送信する場合はiPhoneやAndroidなどのスマートフォン端末との連携が必要です。
iPhoneとMacを連携させる方法(※iPhoneはMac以外での連携は不可)
【1】Macのメッセージ機能で、iPhoneで利用しているApple IDでサインインします。
【2】メッセージ画面右上の「えんぴつ(新規作成)」アイコンをクリック。
【3】送信先の電話番号、本文を入力して「return」ボタンをクリックして送信。
Androidとパソコンを連携させる方法(※使用するパソコンはWindows・Macどちらでも連携可能)
【1】パソコンのブラウザでPC版メッセージ(https://messages.google.com/web/authentication)を開きます。
【2】Androidのメッセージを開きメニューから「デバイスをペア設定」を選択。
【3】「QRコードスキャナ」を選択し、パソコンに表示されているQRコードを読み取る。
【4】QR読み取り後、パソコンの画面が切り替わるので、「チャットを開始」をクリック。
【5】送信先の電話番号、メッセージを入力し、右下の「紙飛行機アイコン」をクリックして送信。
SMSを複数人に一斉に送ることはできる?

SMSは基本的に個別送信のみとなります。
個人間のやり取りであれば、個別の送信で大丈夫そうですが、企業でも顧客連絡にSMSが利用されていると説明をしました。企業ではどのようにしてSMSを送信しているのでしょうか?
スマートフォンから1通、1通送るのは大変ですし、1日の送信数制限もあります。複数人へ一斉にSMSを送信できると便利だと思いますよね?
企業でSMSを利用した連絡をおこなうには、「携帯電話からの送信には上限がある」の項目で紹介した法人向けに提供されている「SMS送信サービス」を利用することで、一斉送信が簡単にできます。
一斉送信を利用して、顧客へ一斉連絡をおこなうことができ、1日の送信数制限も上限数を気にすることなく連絡できます。
法人向けの「SMS送信サービス」とは?

法人向けのSMS送信サービスはインターネットに接続された、パソコンのブラウザがあれば利用開始できるため、導入も簡単です。
SMSは携帯電話端末に標準搭載されているサービスのため、顧客側に準備をしてもらう必要がなくはじめられます。
到達率も高く、確認されやすい特徴があるため、お客様への重要連絡にも活用できることから、SMS送信サービスの導入を検討する企業が増えています。
SMS送信サービスでできること
SMS送信サービスを利用するとどのようなことができるのでしょうか?
利用できる機能の一部を紹介します。(※提供会社により利用できる機能は異なります。)
- 例)利用機能例
- ・パソコンからのSMS送信
- ・SMSの個別送信、一斉送信
- ・SMSの予約送信
- ・API連携による本人認証や2段階認証
- ・自社システムにAPI連携でSMS送信機能を組み込んでの送信
- ・送信テンプレートの保存
- ・顧客名などを差し込んでのSMS一斉送信
SMS送信サービスを提供している企業はいくつかあります。各社SMSを送信できることはもちろんですが、SMS送信に付随する様々な機能を提供しています。 導入の際はどのような機能が利用できるのか、自分たちのやりたいことが実現できるサービスなのかを確認してからの導入をお勧めします。
導入してからこんな機能あればよかった!と困らないよう検討前に実際の利用シーンを想定しておきましょう。
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SMS送信+WEBページ作成機能で画像や動画も届けることができるSMS送信サービスについて
企業でのSMS利用シーン
企業で実際どのようにSMSが利用されているか紹介します。
- 例)SMSを利用した送信例
- ・キャンペーン、セール情報など会員へのお知らせ
- ・家賃の督促連絡
- ・料金確定お知らせ
- ・保険、賃貸などの契約更新のお知らせ
- ・車検のお知らせ
- ・病院、美容室、サロン、飲食店などの予約の確定、前日のリマインド連絡
- ・商品発送、入荷などのお知らせ
- ・PCR検査の結果お知らせ
- ・契約後のユーザー登録、クレカ支払い登録などのご案内
- ・アンケート回答のご案内
- ・イベントやセミナーなどの時間変更や中止のご案内
- ・学校、塾などから保護者への緊急連絡
- ・人材派遣会社から求職者への連絡
- ・採用で電話がつながらない方への連絡
- ・本人認証、2段階認証
- ・コールセンターからお客様への連絡
一例を紹介しましたが、様々な活用がされています。
SMSはDM(ハガキや封書)よりも安い金額で連絡ができることから、DMハガキや封書で送っていたものをSMSで送信することもあるようです。
さらに、ハガキや封書で連絡する場合は、準備~発送と時間がかかりますが、SMSの場合は送りたいときに即送れるという利点もあります。
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まとめ
「SMS」とは何か?何ができるサービスなのか。SMS送信時に注意したい点、スマートフォン、パソコンからのSMS送信方法、法人向けに提供されているSMS送信サービスについてを紹介しました。
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