そもそもSMS(ショートメッセージ)とは何か?

SMS(ショートメッセージサービス)とは?

SMSはShort Message Service(ショートメッセージサービス)の略で、携帯電話番号を宛先としてテキストメッセージを送信できるサービスです。DoCoMoではショートメール、auではCメールとも呼ばれていました。

SMSは携帯端末に標準搭載されている機能で、利用者が事前にアプリのダウンロードや登録をしなくても利用できます。受信すると携帯画面にポップアップで受信のお知らせが出るため、視認率、開封率が高く確認されやすい連絡手段として注目されています。

SMS送信サービスとは何か?

近年、顧客への連絡(キャンペーン案内、督促、予約リマインド、料金案内)や本人認証にSMSを利用する企業が増えています。企業が顧客への一斉連絡や本人認証を行えるように、法人向けに提供されているのがSMS送信サービス(SMS配信サービス)です。

SMS送信サービス提供会社が用意したWEBの管理画面からSMSを個人宛てへ送信、複数の顧客に向けて一斉送信ができます。携帯電話からのSMS送信には1日の送信数制限(200通)がありますが、SMS送信サービスは送信数制限なく送ることができるため、送信通数を気にせず、顧客へ一斉配信できます。

また、既存のアプリやサービスにSMS送信機能を連携(API連携)してSMSを自動送信する機能も提供されています。

このような連絡や通知にどうしてSMSが利用されるようになったのでしょうか。

SMS送信サービスの利用メリットは?

SMS送信サービスを利用する4つのメリットを紹介します。

高い到達率と開封率で確認されやすい

SMS受信時にプッシュ通知でポップアップ表示され、目につきやすいため、開封率が高くなります。また、メールのように大量受信することもないため、ほかのSMSに埋もれてしまい、見られないといったことが起こらないことも確認されやすい理由です。

一斉送信で連絡もラクラク

SMS送信サービスを利用すれば、顧客に一斉にお知らせを送ることが可能です。

郵送で連絡をする場合はお手紙を準備~発送~お客様の手元に届くまでに時間がかかりますが、SMSは連絡したいタイミングでお客様の携帯電話にメッセージを送信でき、確認してもらえます。

顧客との接点が長く持てる、リーチが広い

SMSの宛先は携帯電話番号です。携帯電話番号はNMP(ナンバーポータビリティ)の普及により変更する人が減っているため、顧客に届きやすい連絡ツールとなっています。

SMSは携帯電話に標準搭載されている機能です。アプリを予めインストールしてもらう必要がなく、スマホや携帯電話を持っているほぼすべての人に送信できるため、リーチの広い連絡方法と言えます。

連絡費用のコスト削減、業務効率化ができる

SMS送信サービスを利用してSMSを1通送信すると数円~数十円の費用がかかります。しかし、ハガキや封書などでお知らせを送るより手間も、費用もかかりません。

電話での連絡と比べるとどうでしょうか?相手が出ない場合、日や時間を変更して複数回電話をかけなければいけないケースが多いのではないでしょうか?SMSで連絡をすれば1回の送信で、相手側に要件を伝えることができるため、連絡にかかっていた業務時間を短縮して、業務効率化がおこなえます。

SMS送信サービスのデメリットは?

顧客本人に直接届き、開封率が高く確認されやすいSMSの利用はメリットばかりのようですがデメリットはあるのでしょうか?

SMS送信サービスは送信費用や利用料がかかる

SMSの送信には料金が発生します。

1通十数円程度の金額がかかるため、送信の際は費用対効果なども気にする必要があります。

※SMSは送信に費用がかかりますが、受信する側に料金は発生しないため、お客様への料金負担はありません。

SMSはテキスト送信しかできない

SMSは携帯電話にメッセージを送信するサービスです。メールのように画像や動画などを添付して送ることができません

送信文字数は最大全角670文字までとなっています。(一部古い機種は70文字)また、利用するサービスによっては70文字以上の長文送信ができない場合もあります。

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SMS送信サービスはどんなことに利用できるの?

SMS送信サービスはどんなことに利用できるの?

マーケティングへの活用と利用例

到達率・開封率が高いSMSは、来店促進や商品購入などのマーケティングにも利用できます。

キャンペーン、セール告知、新商品の案内など、DM(ダイレクトメール)やメールで送っていたものをSMSで送信するケースが増えています。開封率が高いため確認されやすいことと、ハガキや封書よりも安い金額で顧客にお知らせを一斉送信できるためです。

SMSは文字情報しか送信できませんが、本文内にURLを入れることができるため、キャンペーンサイトや販売サイトに誘導できます。

例)マーケティングへの利用例
・キャンペーンやセール告知
・バースデークーポン
・車検、オイル交換
・休眠顧客へのアプローチ
・来店後のフォロー連絡
・定期健診案内
・通販サイトへの誘導

SMSで宣伝を含む内容を送る場合は特定電子メール法に従い、送信前に事前の同意が必要となるため、注意しましょう。

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大切なお知らせへの活用と利用例

お客様に確認していただきたい大切なお知らせには到達率、開封率が高いSMSが向いています

例えば、工事や配送日時をSMSで送っておくことで、訪問時の不在問題解決に活用できます。病院や飲食店、美容室、自動車の車検など予約前日のリマインド連絡として利用することで無断キャンセル(ノーショー)対策にも活用できます。その他にも、契約更新の確認、料金確定案内、未納料金の督促での利用など、お客様に確認していただきたい大切なお知らせに活用できます。

例)大切なお知らせへの利用例
・督促
・工事日程の連絡
・車検、オイル交換
・予約のリマインド
・学校や塾から保護者へのお知らせ
・イベントの変更案内
・契約更新時期などのご案内
・料金確定案内
・電話不在時の要件連絡

本人認証への利用

携帯電話番号は、同一の番号が存在しないため、本人に確実に認証コードを送る方法として利用が広がっています。

悪用しようとでたらめな番号を入力しても認証コードが届かなければ、不正な利用や登録はできません。そうした点において、SMSは本人認証に最適な方法と言えます。

サービス比較・導入前に知っておきたい!SMS送信サービスのあれこれ

SMS(ショートメッセージ)を一斉送信することはできる?

SMS送信サービスってSMSを送信するだけのサービスでしょ?と思われるかもしれませんが、SMS送信サービスといっても提供している会社ごとに仕様や提供している機能が異なります

導入前知っておきたいSMS送信サービスの機能などを紹介します。事前に知っておくことで、サービスの比較もしやすいですし、導入後に必要な機能がなかった!やりたいことができなかった!などのトラブル防止になります。

SMS送信サービスには国内網と海外網がある

SMS送信サービスには国内の回線を利用して送信されるものと海外の回線を利用して送信されるものと2種類あり、到達率(お客様の携帯電話に届く率)が異なります。

日本国内の携帯キャリア会社(ドコモ、au、ソフトバンクなど)と直接接続して、高い到達率(99%以上とも言われています)で送信できます。国内の携帯キャリアの携帯を持つユーザーにSMSを送るのであれば、国内網で送信できるサービスを選びましょう。

海外網で送信されたSMSは携帯キャリアのフィルターなどにより相手に届かないことがあり、国内直収に比べると低い到達率となっています。利点としては、送信価格が安い、送信元の番号が表示される部分にアルファベットを指定できます。

認証やシステム連携したい場合のAPI連携に対応しているか

本人認証で利用したい、自社の顧客管理システムにSMS送信機能を組み込んで利用したいといった場合はAPI連携機能が不可欠となります。

SMS送信サービス会社が提供している管理画面(WEBサイト)からしか送信できないサービスもあるため、問い合わせ時に確認しておきましょう。

サポート体制がしっかりしているか

何かトラブルがあった際のサポート体制を確認しておきましょう。連絡してもつながらない、折り返しに時間がかかる、メールのみのサポートしかないなどいざ、困ったときに解決までに時間がかかってしまっては大変です。

サポートを受ける場合の対応はメール、電話、オンライン、訪問などどのような形で受けることができるのかも確認しておきましょう。

また、導入時にもサポートがついたほうが、スムーズに導入でき、運用もしやすいので導入~導入後のサポート体制がしっかりしているか、相談しやすい会社か、連絡した際の返信が早いかなども確認ポイントです。

管理画面は使いやすいか

操作が難しい、使いやすくない管理画面を利用していては効率が悪くなり、誤操作を起こしてしまう可能性もあります。なるべくシンプルで、操作性が良いサービスを探しましょう。

送信元番号を変更できるか

SMSの送信元(SenderID)を変更することができる機能です。

SMSの送信元の番号を変更するメリットとして、SMSを受信されたお客様が不審に思われて送信元番号で検索した場合、検索に出てきた番号と店舗番号、企業の代表番号、カスタマーセンター番号などが一致していれば、安心して内容確認ができます。

また、SMSのメッセージ画面は、送信元ごとに異なるスレッド(メッセージ画面)で表示されるため、SMS送信サービスで提供されている共通の番号で送信した場合、そのサービスを利用している他の企業のSMSが同じスレッド上に表示されます。

異なる企業のお知らせが同じスレッド上に表示されているとお客様が混乱してしまうこともありえます。送信元番号を変更する機能があれば、自社のメッセージのみのスレッドでお客様に案内を送信できます。

長文SMS送信に対応しているか

SMS送信サービスにより一度に送信できる文字数が異なります。

連絡したい内容によっては文字数が多くなることも考えられます。長文送信に対応しているか確認しておきましょう。

差し込み送信機能が利用できるか

SMS本文内に名前などの個別情報を差し込んで一斉送信できる機能です。

名前が入っているだけで、SMSを見た時の印象も違います。

会員への一斉連絡に利用したいなど、大勢に送る用途での利用を考えている場合は差し込み送信機能があると便利です。

ユーザーを複数作成できるか

複数の店舗や部署でSMS送信サービスを利用したい場合は、1契約で複数のユーザーを作成して利用できるサービスを検討しましょう。

店舗ごとにユーザーを作成できれば、管理画面を店舗ごとに分けて運用できるため便利ですし、店舗ごとに契約を結ばなくてもいいため、導入時の費用削減ができます。

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その他、あると便利な機能

上記で紹介した以外にも、SMS送信サービス各社、さまざまな機能を提供しているため、利用用途に必要となる機能があるか確認しておきましょう。

例)SMSを利用した送信例
・指定した送信日時に自動送信してくれる予約機能
・宛先を登録しておけるアドレス帳機能
・よく送る内容をテンプレートとして登録しておける機能
・本文内に記載したURLが何回クリックされかのカウント機能
・マーケティング利用時に便利な配信停止機能(オプトアウト)
・長いURLを短くできる短縮URL機能
・SMS送信時に利用できるランディングページ(WEBページ)作成機能
・お客様とSMSの送受信ができる双方向
・音声通話とSMSを組み合わせて利用できるIVR
・代行送信

料金プランについて

SMS送信サービス各社で送信費用、月額、導入初期費用などが異なるため、導入前には複数社を比較しての検討をお勧めします。

料金比較の際には、金額面はもちろんですが、利用したい機能があるか、機能を利用するのに別途オプション費用が発生しないか、導入時~運用開始後のサポート面があるかなど、  総合的にみて一番自社にあっているサービスを選ぶようにしましょう。

SMS送信+WEBページ作成機能で画像や動画も届けることができるSMS送信サービスについて

まとめ

SMS送信サービスをどんな用途で利用したいか、どんな内容で送るのか、送信通数はどのくらいか、導入時、運用開始時にどんなサポートを受けたいかを導入前に想定しておくと自社にあったSMS送信サービスを探しやすくなります。

SMS送信サービス会社ごとに違いがあるため、本当に必要な部分がきちんと揃っているのか、サービスを選ぶ際に確認してください。

導入はしたけど…なんだか使いづらい、必要な機能がなかった…こんなはずじゃなかったと失敗する前に知っておきたいSMS送信サービスについて紹介しました。

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